保険代理店の個人情報管理意識の温度差

大阪府内の保険代理店の元店長らが勤務先から持ち出した顧客情報で不正に生命保険契約をしたとして書類送検されました。
容疑は不正競争防止法違反(営業秘密の使用など)で、元店長と元同僚の男女3人、いずれも容疑を認めています。
個人情報に関しては、厳しい取り扱いが当たり前の時代において、未だにこんな事件が起こることに驚かずにはいられません。

代理店によって違う「個人情報を守る意識」

先ず、今年の1月に元店長は約500人分の顧客情報をある保険代理店より不正に持ち出したとして、同法違反(営業秘密の不正取得)容疑で逮捕されており、その後処分保留で釈放されていました。
顧客情報を不正に持ち出すという行為は決して許されるものではありません。
持ち出したことも問題ですが、持ち出された保険代理店の顧客情報管理にも問題があったのではないでしょうか。

私は今までに複数の保険代理店に勤務した経験がありますが、代理店により顧客情報管理に関する温度差が大きいように感じます。
厳密に取り扱っている会社は、顧客情報は書面で保管する場合には鍵のかかる書庫に保管し、持ち出す際には持ち出し簿のようなもので管理者が受け渡し及び返却時に付け合わせチェックをしておりました。
顧客情報を持ち出して営業をする人にとっては煩わしく感じることもあると思いますが、それほど顧客情報は大切なものだと言うことです。
保険会社も各代理店に、顧客情報の取り扱いには十分気をつけるよう指導していますが、現実問題としては、中小の代理店では比較的認識が甘いように感じます。

顧客情報を不正に持ち出した場合、その情報を使って保険を契約させる以外にも情報流出・情報売買などの危険性もありますから、代理店は、顧客情報の管理の大切さを十分理解し、適切に取り扱うことを求められます。
顧客情報の的確な取り扱いができていない場合には、その代理店の信用問題になるということを忘れてはならないと思います。

勤務先から持ち出した顧客情報で契約
保険代理店の元店長ら4人を書類送検 大阪府警

 勤務先だった保険代理店から持ち出した顧客情報を使って生命保険を契約させたとして、大阪府警生活経済課は13日、不正競争防止法違反(営業秘密の使用など)の疑いで、この代理店の元店長の男(45)=大阪府貝塚市=と、元同僚の42~54歳の男女3人を書類送検した。
いずれも容疑を認めているという。

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